福島第一原発の事故により、我が国の原子力政策は見直しが必須な状況です。 温室効果ガス排出量削減のために、再生可能エネルギー開発が推進されることが予想されます。 エネルギー・ハーベスティングと再生可能エネルギーとの関連について少しコメントします。 エネルギー・ハーベスティングは、周りの環境からエネルギーを「収穫」し、電力に変換する技術です。 広くとらえると、風力発電や太陽光発電、水力発電なども、含まれることになります。 現在、注目が高まっているエネルギー・ハーベスティング技術は、小型の電子機器向けの自立電源向けの用途であり、その発電量は、μW〜mWのオーダー、せいぜい1W程度であり、原子力発電所の代替電源となるようなものではありません。 しかしながら、エネルギー・ハーベスティング技術の発電原理と再生可能エネルギー発電の発電原理には、共通で使える可能性があるものもあります。発電量が数ケタ違いますし、評価の基準等違いますので、同じものがそのまま使える可能性は必ずしも高くありませんが、開発をある程度共通化することも可能ではないかと思われます。
それにしても、福島第一原発は、厳しい状況が続いています。 放射線量のモニター値(空間線量率)等には注意を払う必要がありそうです。
情報源: WBB最新情報 NTTデータ経営研 シニアスペシャリスト 竹内 敬治 http://wirelessbroadband.seesaa.net/article/191757982.html#more
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