Greensurvey.JP HOMEサイトマップお問い合わせFAQ
Greensurvey.JP は、世界のグリーン・tech の情報提供サイトです。(運営・市場調査とコンサルティングの株式会社データリソース)
HOME 市場調査/コンサルティング 提携調査会社 調査レポート ニュース・海外重要トピックス 展示会/イベント リンク集 会社概要 English
市場調査レポートカテゴリ
IT・グリ−ンIT
発電(太陽光・地熱・
  風力・振動 等 )
自動車(電気・水素・
   ハイブリッド)
グリーン・ファシリティ
政策・規制・標準化
材料・NANO・電池
スマートグリッド
ビジネス・その他
エネルギーハーベスティング
 提供サービス
市場調査/
コンサルティング
提携調査会社
調査レポート一覧
ニュース/
海外重要トピックス一覧
展示会/イベント一覧
環境リンク集
会社概要
お知らせ
お問い合わせ/ご注文
   
 
 
   
ニュース / 世界重要トピックス
MITが光・振動・温度差のハイブリッド発電用電源回路を開発
2012年07月16日

MITの研究者が、光、振動、温度差から同時に発電するための電源回路を開発しました。 このような、ハイブリッド発電方式の論点のひとつは、各発電方式での発電量のバランスです。 2つの発電方式を組み合わせたときに、ひとつの発電方式の発電量がもうひとつの100倍だったとしたら、2つを組み合わせる意味があまりありません。ハイブリッド方式にするよりも、よく発電する方を2倍用意した方が、コストも下がるのではないか、という話もあります。


それは置いておきまして、ここでは回路技術について触れます。 このMITの研究では、低照度の光電変換では0.2〜0.7V、振動発電(圧電)では〜5V程度、室温付近の熱電発電では0.02〜0.15Vの起電力が得られることを前提にしています。これらのうち、温度差から得られる0.02V(20mV)付近から、半導体が動作する電圧まで昇圧することが課題となります。 リニアテクノロジー社が、20mVからの昇圧回路LTC308を販売していますが、これは外付けのトランス(変圧器)が必要になるので、システムの小型化は困難です。

今回の発表を行ったAnantha Chandrakasan教授とPh.D.のSaurav Bandyopadhyay氏が開発した熱電発電用の回路が2011年のEnergy Future誌(MIT Energy Initiativ) に掲載されていますので、紹介します。

MIT.jpg

この回路では、スタートアップ電圧を得るために、外付けのインダクタ(コイル)とメカニカルスイッチを使っています。

熱電素子からの起電力は小さいですが、コイルに電流が流れるとエネルギーが蓄積されます。機械的な動きで回路をON/OFFすると、瞬間的に電流値が変わりますので、コイルには大きな起電力が生じます。この電圧でスタートアップ回路を作動させるというアイデアです。 熱電素子で35mVの起電力が得られれば、スタートアップ回路が作動し、いったん動き出せば25mVの起電力でも継続的に昇圧が可能とのこと。

今回発表されたハイブリッド発電用電源回路は、このときの回路を拡張したものと思います。
ひとつのインダクタを、光発電の昇圧、熱電発電の昇圧、圧電発電の昇降圧に共用しているとのことです。
MPPT(Maximum Power Point Tracking)機能も組み込まれており、ピークトラッキングの効率は96%、と論文のアブストラクトには書かれています。 複数のエネルギー源が存在することを前提としたアプローチは、面白いと思います。実際に使える環境がなければ絵に描いた餅になってしまいますが。


情報源:WBB 最新情報 NTTデータ経営研 シニアスペシャリスト 竹内 敬治

http://wirelessbroadband.seesaa.net/article/281371497.html



参考情報:
New chip captures power from multiple sources
System developed at MIT could combine power harvested from light, heat and vibrations to run monitoring systems.
(2012年7月9日、MIT News)
Energy Futures
(2011年春号、MIT Energy Initiative)


関連記事:

リニアテクノロジーが20mVから昇圧可能なDC/DCコンバータLTC3108を発売 [2009/12/06 21:01]
インテルが0.5Vで作動する超低電圧回路でPentiumと同等の低消費電力マイクロプロセッサを開発 [2011/09/25 19:02]
日本発の環境発電技術の報道が海外でも広がる:逆磁歪効果を利用した振動発電(金沢大学)とハイブリッド型発電デバイス(富士通研究所) [2010/12/12 20:32]
圧電発電とバイオ燃料電池のハイブリッド発電でインプラントデバイスの自立電源化を目指す [2011/10/23 21:16]
自立電源で稼働するインテリジェントなコンテナ"Inbin" [2012/04/01 18:56]

一覧に戻る

営業時間:月曜〜金曜 9:30ー18:00
TEL:03-3582-2531 FAX:03-3582-2861 E-mail:info@greensurvey.jp
世界のグリーン・tech の総合サイト:Greensurvey.JP
運営:株式会社データリソース
Copyright (C) 2008 Data Resources, Inc. All Rights Reserved.