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ニュース / 世界重要トピックス
ロンドンオリンピック会場への仮設通路に設置された Pavege nの 発電タイル
2012年07月23日

2012年7月27日〜8月12日、ロンドンオリンピックが開催されます。ウエストハム駅から会場のオリンピックパークに向かう仮設通路に、Pavegen社の発電タイルが敷設されました。そのうち、日本のオリンピック関連番組でも紹介されると思います。Pavegen社の発電タイルについては、2年半前に、このブログで紹介しています。
  

2012年夏までにロンドン市がPavegenの発電タイルを敷設[2010/02/28 20:02]

 
前回の記事を書いた時点では、ロンドンオリンピックに向けて、もっと大規模に敷設する計画がありましたが、今回は12個が敷設されました。ロンドンオリンピックの公式サイトで、プレスリリースも発表されています。

Pedestrian power: A million pairs of feet to light sustainable walkway to London 2012 Olympic Park
(2012年7月11日、ロンドンオリンピック公式サイト)

プレスリリースによれば、Pavegenの発電タイルは踏むと5mm沈み込み、そのときの発電量は、1歩あたり5〜7ワット(5〜7ジュール)とのこと。
また、一歩あたり平均6ワットとして、オリンピック開催期間中に20kWh、7200万ジュールを発電できるそうです。この値について考えてみます。
 
まず、5mm沈み込んで1歩で6ジュール発電できるというのは、かなり無理があります。体重100kgの人が5mm沈んだ時に減少する位置エネルギーが約5ジュールなので、相当強く踏み込んでインパクトを与え、かつ、そのときに投入された力学的エネルギを非常に効率的に電力に変換できないと、6ジュール発電は無理です。しかし、もし、1秒に2歩のペースで踏みつければ、1歩あたり3ジュールでも6ワット発電になります。1秒に3歩のペースなら、一歩あたり2ジュールで6ワット発電になります。もし、雑踏の中であれば6ワットの発電は可能かも知れません。
 
もし、1日24時間、絶え間なく6ワットを発電し続けると、オリンピック開催期間中にどれだけ発電できるでしょうか。仮に、7月27日から8月12日までの17日間、ずっと発電し続けると、総発電量は、6×60×60×24×17=881万ジュールになります。プレス発表の7200万ジュールには及びません。
 
発電タイルは12枚あるので、もし、12枚のタイルがすべて開催期間中100%稼働すれば、合計で7200万ジュールに達することは可能です。しかし、オリンピックの開催期間中、人の流れが24時間絶えないほど、列車の発着が続くとは思えませんので、7200万ジュールは無理でしょう。

発電タイルが設置されたのが6月25日です。プレスリリースに書かれているようなオリンピックの開催期間中でなく、仮設通路が撤去されるまでの数カ月(数年?)の累計であれば、7200万ジュールに達するかもしれません。
 
仮に、7200万ジュール発電できたとしましょう。これは20kWhですので、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の調達価格に換算すると、最高値の風力発電価格(1kWhあたり57.75円)で買い取ってもらえたとしても1000円強にしかなりません。再生可能エネルギーとしては発電量が少なすぎ、コストが高すぎて、役に立ちません。(原発の代わりにもなりません。テレビを見て勘違いする人がいるかもしれませんので念のため)
 
Pavegenの発電タイルは、LEDが内蔵されていて、踏むと1秒ぐらい光ります。
通路照明の補助にはなりますので、電源配線を不要にするという意味はあります。
 
WIREDにも記事が出ましたので、プレスリリースの日本語訳はこちらを参照してください。

ロンドンの駅に「歩行発電」装置
(2012年7月20日、WIRED)

情報源:WBB最新情報 NTTデータ経営研 シニアスペシャリスト 竹内敬治

http://wirelessbroadband.seesaa.net/article/282573732.html#more



参考情報:

Pedestrian power: A million pairs of feet to light sustainable walkway to London 2012 Olympic Park
(2012年7月11日、ロンドンオリンピック公式サイト)
ロンドンの駅に「歩行発電」装置
(2012年7月20日、WIRED)

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