窓の開閉を感知するセンサーはいろいろありますが、自立電源駆動で、かつ実用的な機能を持つ製品の量産が近付いています。 窓枠に埋め込まれた小型の3D磁場センサが、サッシの下部に埋め込まれた磁石の位置を検出することで、ハンドルやサッシの位置を知ることができます。センシングした情報は、低消費電力無線のマルチホップ通信で玄関にあるマスターノードまで送られます。 窓の状態(閉、開、半開き)を端末から照会することもでき、防犯機能も持っています。 電源は、太陽電池と熱電発電のハイブリッドで、北向きの窓でも動作することが確認されています。 従来、窓やハンドルの動きで発電して、それをトリガーに無線送信するEnOceanなどの製品はありましたが、確実に通信できる保証はなく、現在状態の確認機能もありませんでした。 双方向通信機能、マルチホップ通信機能、防犯機能などを備えた実用的な製品が登場することで、セキュリティ用途の自立電源システムの普及促進が期待されます。 生産はSeuffer社が担当し、年内には量産の準備ができるとのことです。
情報源:WBB最新情報 NTT データ経営研 シニアスペシャリスト 竹内敬治
http://wirelessbroadband.seesaa.net/article/291397870.html#more
参考情報: Wireless window sentinel (2012年9月5日、Phys.org)
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